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大内 和希
放射化学, (49), p.3 - 7, 2024/03
本記事では、溶液内反応の基礎研究として、ウランの酸化状態の変化に伴う析出反応の解明とイオン液体-有機混合溶媒中のウラン(IV)塩化物の電気化学的挙動について紹介する。また、微少量試料の定量分析法への応用的研究として、マイクロ化学チップやポリアクリルアミドゲル電気泳動を用いるアクチノイドの分離手法の開発について紹介する。
白井 理; 岩井 孝; 鈴木 康文; 坂村 義治*; 田中 博*
Journal of Alloys and Compounds, 271-273, p.685 - 688, 1998/00
被引用回数:85 パーセンタイル:94.83(Chemistry, Physical)ウラン及びプルトニウム塩化物を含むLiCl-KCl共晶塩系での電析・溶解反応をサイクリックボルタンメトリーにより検討した。ウラン及びプルトニウムの塩化物の調製法を紹介し、これら塩化物を原料として0.5~1.0wt%のUClあるいはPuClを含むLiCl-KCl共晶塩系で作用極にタングステン及びモリブデンを用いて723K~823Kで測定を行った。ボルタモグラムの解析から、ウラン及びプルトニウムの電析溶解反応は若干非可逆性を帯びていることがわかった。また、アンダーポテンシャルデポジションによる作用極表面へのウラン及びプルトニウムの吸着波及び脱着波が観察されたが、これらの反応により電析・溶解反応が複雑化しているため、解析が困難であることも述べる。なお、ウランの場合は、U/Uのレドックス反応が観察されるが、この反応は可逆であった。
吉田 善行; 青柳 寿夫; 武藤 博; 武石 秀世; 佐々木 祐二; 宇野 清一郎; 立川 圓造
Journal of Alloys and Compounds, 213-214, p.453 - 455, 1994/00
被引用回数:8 パーセンタイル:57.7(Chemistry, Physical)電気化学的工程から成る使用済燃料再処理法新概念(SREEP)を提案する。SREEPは(1)電解酸化法による使用済燃料溶解工程(DEO),(2)流液電解析出法による白金属元素の回収工程(PED),(3)電解による酸化状態制御及びTBP/ドデカン抽出法によるU,Pu,Npの遂次分離工程(UEEP,PEEP,NEEP),(4)液々界面電解イオン移動法によるCs,Srの分離工程(SCEEP),および(5)溶融塩電解析出法によるランタノイド,超プルトニウム元素の分離回収工程(SEMS)から構成される。SREEPは、(1)電気化学的な酸化状態制御が厳密であるため元素間の分離係数が向上する,(2)余分な試薬の添加を必要としないため廃棄物発生量が低減する,(3)自動化、遠隔化が容易である,等の大きな特色を有する。
吉田 善行; 木原 壮林
J.Electroanal.Chem., 95(2), p.159 - 168, 1979/00
被引用回数:25水銀のフレームレス原子吸光法を用いて、水銀(II)の希薄水溶液からグラッシーカーボン電極上への電解析出挙動を調べた。生成された原子状水銀は、電解液中及び、電極上に存在する。金属水銀として電極上に電着する水銀層とアダトム層とは、溶液中の水銀(II)イオンの濃度に依存することが原子吸光法で、蒸発挙動を調べることにより明らかとなった。単原子層形式、及びそれに伴うUndrpotential depositionの挙動は水銀-GC電極系では見られなかった。
吉田 善行; 木原 壮林
J.Electroanal.Chem., 86, p.167 - 177, 1978/00
被引用回数:21水銀のフレームレス原子吸光法を用いて、水銀(??)の希薄溶液から定電位電解で金板上に電着した水銀の、電着状態について検討した。 安定な水銀の単原子層が、水銀(??)/水銀(0)に対するネルンスト平衡電位より200mV正電位で電着した。 単原子層形成後、格子形成した水銀層(金属水銀層)がその単原子層上に、平衡電位において電着し、また同時に原子状のアダトム層も検出された。 単原子層と金属水銀層、各々からの水銀の蒸発に対する活性化自由エネルギーの差は、金電極上への水銀の電着のUnderpotential Shiftによく一致した。
北辻 章浩; 大内 和希; 音部 治幹; 木原 壯林*
no journal, ,
中性から酸性溶液中でのネプツニウムの電解還元挙動を調べた。pH3.8のNp(V)溶液を用いて、サイクリックボルタンメトリー測定したところ、Np(V)が還元され、還元生成物の電極上への析出が観測された。また、析出物の溶出反応に起因する酸化電流ピークも観測した。定電位差で一定時間前電解した後、ストリッピングボルタンメトリー測定したところ、観測される陽極溶出反応の電気量は、前電解時間によらずほぼ一定になった。また、Np(V)濃度を1から5mMの間で変化させても、溶出電流ピークの電気量に大きな変化は観察されなかった。この様な電解析出量飽和はUの還元析出では観測されない。U(V)とNp(V)の還元凝集反応の違いについて考察した。
北辻 章浩; 大内 和希; 音部 治幹
no journal, ,
ウラン等のアクチノイドイオンの電気化学的に非可逆な酸化還元反応において、酸性度の低い溶液中で原子価変化により誘起されるコロイド粒子の生成反応に着目した。金電極を用いてウラン6価イオンを定電位差電解して還元反応を調べたところ、pH2より酸性度の低い溶液では電解初期には還元生成したU(V)の4価への還元速度は比較的小さいが、U(IV)が生成するに従いU(IV)への還元速度が大きくなること、還元生成したU(IV)が電極上に析出することが分かった。これに対し、Np(V)の還元では、電解初期から電極上へのNp(IV)の析出が観測された。また、電解析出層の形成によりNp(V)の還元速度が低下するなど、UとNpでは異なる還元-析出反応を示した。
大内 和希; 音部 治幹; 北辻 章浩
no journal, ,
Np(V)の還元反応に伴い電極表面に形成するNpの析出挙動を電気化学水晶振動マイクロバランスにより分析した。pH34でのボルタモグラムを比較するとpHが高くなるほど析出し始める電位が正電位であることが分かった。また、pH4での析出量と還元電気量の関係から、最終生成物がNp(IV)酸化物であることが分かった。
大内 和希
no journal, ,
本発表では、溶液内反応の基礎研究として、ウランの酸化状態の変化に伴う析出反応の解明とイオン液体-有機混合溶媒中のウラン(IV)塩化物の電気化学的挙動について述べる。また、微少量試料の定量分析法への応用的研究として、マイクロ化学チップやポリアクリルアミドゲル電気泳動を用いるアクチノイドの分離手法の開発について述べる。